この日のブログ(4日)は船内で途中まで書いてた。
だが、突然ネットが遮断され、下書きすら残せなかった。
書き始めたところだったしね。
これが北の大地で撮影した最後の画像。
正面の工場に陽が沈むところだった。
綺麗に撮影できてなかった。
で、自分のスペース。
ここまでは何とか平穏で、ゆっくり寝ながら身体を休めようと考えていた。
その後約20時間の揺れなんて予想してなかった。
行きの船は沖合いに出たら殆ど揺れなくて寛げたんだがね。
帰りの船は高速船を謳っていただけあって、絶えず揺れていた。
時速にすると、行きの船より10キロ程速い。
おかげで入浴どころか、ご飯も食べれなかった。
オレは子供の頃によく車酔いしてね。トラウマになってる。
いまだに自分がコントロールしていない揺れはダメなんだ。
だから遊園地は行かなかったくらいだ。
敦賀に到着したのが定刻の20時30分。
アパートに戻っても、まだ揺れている。(感覚)
三半規管が元に戻るのに、1日かかった。
アパートを出て、戻ってくるまでの8日間。(4月29日~5月5日)
言うまでもなく、フェリーに乗っている間車は動いてない。
それでも、この距離だ。2190.5km。
たった3日間で、北の大地を1500キロ近く走りまわった事になる。
現地の人に言わせれば大したことではないのだろうけどね。
毒蜘蛛2号は、よく走ってくれたよ。燃費も 15km/L を維持していた。
あれだけブン回してこの燃費なら、普通に走れば 18km/L 位走りそうだ。
1つ余談をしておこう。
敦賀からの帰路に峠道が1か所ある。一般車やトラックが走る国道だ。
オレは充分な車間距離を空け、流れに合わせて走ってた。
だが、後ろにいた車はその車間距離が気に入らないんだろうな。
「早く行け」と言わんばかりに後ろから詰めてくる。
いや、オレが急いでも前に沢山車が走ってるんだが。
「北の大地とは違うな…」と思っていると、登坂車線で前が空く。
追い越せる範囲で前へ出て、そのまま下りを同じ速度で走る。
後ろで息巻いていた車。登りは煽り運転寸前の勢いでついてきた。
下りになり、コーナーにさし掛かったら消えていった。
オレの毒蜘蛛2号は追跡者と同じ軽自動車だが、ウエイトが違う。
車重が軽い分、非力でも下りは関係ないのだよ。
3速オートマは使い方次第で強力なブレーキにもなる。
残念だが、相手が追い越すチャンスはストレートしかない。
下りの区間を終え、ゆっくり走ってたら後続車が漸く追いついてきた。
さっきの車だ。車間距離が全然違うぞ。ボロい車の走りに驚いた?
車の見た目で判断すると、そういう目に遭うんだよ。
漸く全部揃った。
トラックに取り付けるナビとドラレコ。(DC-DCコンバータも)
今回の冒険と合わせれば結構な費用だ。
当分はおとなしく労働に勤しむとしよう。
冒険が終わって、オレの気持ちにも区切りがついた。
足踏みしてる暇はない。前へ進む事だけ考える。
季節的には、まだ先の話だな。
思いつきで選曲。