*This time it is a long sentence, so there is no English translation.
見慣れた風景。
以前に撮影したものだ。
今日も地場仕事の後に長距離だと思っていたら、地場仕事だけで終わった。
後日改めて話すつもりだが、会社の大手取引先へ行く必要があってね。
そのスケジュール調整の関係で、仕事が入ってなかっただけだ。
10時には会社へ戻ったんで、トラックのタイヤを交換してきた。
6輪ともスタッドレスタイヤを装着してあるが、フロントだけノーマルに。
リアタイヤは既にスタッドレスとしての機能を失っているので、そのまま使用。
所謂「履き潰し」と言うやつだ。
次回タイヤ交換する時は、以前入手したアルミホイールを付ける。
今は時間も予算も無いから延期だな。
随分前にバックオーダーしておいたナビが漸く入荷したから、そちらが先。
他にも補助灯の取り付けも予定している。
仕事が休みで、作業が可能の日しか依頼できないから、調整が難しい。
本題に入ろう。
トラックドライバーと言っても、多様なカテゴリがある。
オレのように長距離走る人もいれば、宅配便の人もいる。
運転している車両も、それぞれ違う。
今回は…
通常のトラック(一般貨物輸送)ドライバーについて。
それをオレ目線主体で解説していこう。
通常のトラックドライバーに、オレはカテゴライズされる。
これは大型でも中型でもあまり関係ない。
基本的に運行手順が同じで、他人でも助け合う部分がある。
例えば…初めて荷物の積み下ろしをする場所。
それぞれルールが違うから手順が判らない。
だから他のドライバーに尋ねてみる。
皆丁寧に教えてくれる。これは100%だ。
逆に尋ねられたら、オレも丁寧に教える。
これは暗黙のルールみたいなものでね。
お互いが苦労しているから、カバーしあうんだ。
トラックを走らせている時も同じ。
びっくりする位、周りの動きを見ている。
一般道でも、高速道路でも同じ。
自車の前後は勿論、高速なら隣のレーンを走るトラックの事まで。
大型トラックは、最高速度80km/h に法律で定められている。
実際に走らせても、90km/h くらいしかスピードは出ない。
それに加え、それぞれの会社が独自ルールを作っている。
社内ルールで70km/h 走行のところもある。
高速道路の70km/h は、道交法で定められた最低速度だ。
正直言えば、オレらは邪魔だと思う。行く手を塞がれるから。
新東名のように片側3車線なら、まだいい。
彼らは必ず左側の車線しか走らないから。
だが、2車線の道路だと渋滞の原因にもなる。
だがね、トラックが彼らを煽る事は殆どない。
皆が事情を認識しているから。
車両には、デジタコやドラレコと言った記録媒体が装備されている。
これらは会社側がリアルタイムで状況を把握できるシステム。
つまり、常時監視されているという事だ。
デジタコには高性能な GPS が内蔵されており、現在位置も速度も判る。
その精度はメートル単位で把握可能なレベルだ。
速度超過は勿論、どの道路を走っているかも全部記録される。
トラックが動いてなくても、エンジンが回転している限り統べて。
勿論、オレが乗っているトラックにも装備されている。
道を間違えると、直ぐ電話が鳴るくらいだ。(笑)
もっとも、統べてのトラックに装備されている訳ではないがね。
白ナンバーや、生鮮食品を運ぶトラックなどには、付いてない車両もある。
或いは、アナログタイプのレコーダーの場合もある。(GPS 機能は無い)
そういう環境下で、トラックを走らせる。
社内ルールで70km/h が上限速度なら、それ以上は出せないんだよ。
どんなに煽られようが、文句言われようがね。
それを知っているから他のドライバーは煽らないんだ。
上限が80km/h の会社は複数存在する。
彼らも左側の車線を、ひたすら走っている。
例外は、それ以下の速度で走っている車両を追い越す時だけ。
だがね…その速度差は10km/h もないんだよ。
せいぜい4~6km/h だ。
追い越すのに数分かかる。若しくは断念するレベル。
それも知っているから、他のドライバーが配慮する。
左側の車線を70km/h 走行のトラック。
後ろで、それを追い越そうと少しずつ車間を詰めていく80km/h 走行車。
だが中央の車線に他のトラックがいたら、追い越せない。
彼らは一瞬の隙で、追い越すきっかけを作るんだ。
でないと、延々並走する羽目になってしまうから。
自車が遅いのを自覚してるから、他車の邪魔をしたくないんだよ。
だけど、自分より遅いトラックは追い越したい。
そのジレンマと格闘してるのは、傍から見ていても判る。
仮にオレが中央線を走っていて、その場面に遭遇したとしよう。
こういう時は、オレが追い越し車線に出て空間を作る。
そうする事で追い越しがスムーズにできる。
彼らは追い越しが終われば、直ちに左側の車線へ戻っていく。
それをミラー越しに確認して、オレも中央線に戻る。
夜間走行の場合、追い越しをしていたトラックはヘッドライトを消す。
これは「もう大丈夫。道を空けてくれてありがとう」の意味。
或いは「前へ入ってください」の時もある。
それに対し、ハザードを2~3回点滅させて合図。
「どういたしまして」とか「ありがとう」の意味になる。
こういう独特のルールは、トラックドライバーしか分からないだろう。
もっとも、普通車で同じ事をしても通じないと思う。
彼らは普通車の動きを信じないからね。
これは皆さん経験ないかな?
一般道でトラックの前に右折車がいる。
道路は狭く、トラックは右折車を避けて通れない。
右折車が曲がっていくまで、待つしかない。
こんな状況に出くわしたとする。
自分が右折車に道を譲った時。
トラックドライバーは手を挙げて挨拶しているはずだ。
「右折車を行かせてくれてありがとう」の意味。
これは譲った人が乗用車でも同じ。
オレは100%挨拶してもらっている。
そんな経験ない人は、実行してみて。
必ず反応するから。
長々と書き連ねてしまったが、これはトラックドライバーの一コマだ。
心温まる事は、もっと沢山あるよ。
残念ながら、真逆もあるけどね。
乗用車にブチ切れてるトラックもいる。
同じトラックドライバー同士でも、仲が悪い時もある。
そう、オレらは海上コンテナを運ぶトレーラーやダンプカーを嫌う。
最大の理由は、運転が傲慢だから。更にダンプカーは道路を汚すし。
海上コンテナを運ぶトレーラーのドライバーは、荷物に一切触れない。
ダンプカーも然り。土砂に触れる事はないよな。
本来移動する際は、荷台の養生が決められているのに無視しているし。
オレらは積み降ろし時基本的に関わるからね。
まぁ、他にも個人的にあると思う。逆に仲の良いドライバーもいるだろう。
オレの話す事が統べて当て嵌まる訳ではないから、世間話レベルで認識して。
長距離ドライバーが最も苦労しているなんて言うつもりはない。
オレを含め、殆どの人が自らその仕事を選んでいるし。
海上コンテナを運ぶトレーラーも、ダンプカーも苦労はあるだろう。
オレが知らないだけだ。
1つだけ共通しているのは、経済を動かす仕事だという事かな。
乗用車しか乗らない人に伝えたい。
トラックは大きいから偉いんじゃない。
大きくて融通が利かないから、配慮してくれると嬉しいんだ。
右折レーンで、停止線より手前に停車してくれる人。
左折するトラックドライバーにとって、とても嬉しい事だよ。
高速道路で、並走しているように見えるトラック。
これを煽らず、追い越しを待っていてくれる人。
それを「当たり前」だと考えてるトラックドライバーは多くない。
こういうのを少しでも理解してくれると、お互いに気持ち良くなれる。
更に言えば、トラックドライバーが苛つかない運転を心掛けたら、上手くなる。
彼らはプロだ。それに命を懸け収入を得ている。運転が下手な訳がない。
つまり彼らが認めるという事は、スムーズな運転だという事。
オレは自身をプロと呼べる程勤務してないから、除外するよ。
やたら長いブログになってしまった。過去最長だな。
たまには指向を変えて。
このヴァイオリン奏者が気になる。
葉加瀬太郎氏の演奏を連想させるんだが…。