ss401t390904’s diary

偏屈頑固オヤジの戯言

トラック ドライバー。

 

 

*This time it is a long sentence, so there is no English translation.

 

 

見慣れた風景。

以前に撮影したものだ。

 

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今日も地場仕事の後に長距離だと思っていたら、地場仕事だけで終わった。

後日改めて話すつもりだが、会社の大手取引先へ行く必要があってね。

そのスケジュール調整の関係で、仕事が入ってなかっただけだ。

 

10時には会社へ戻ったんで、トラックのタイヤを交換してきた。

6輪ともスタッドレスタイヤを装着してあるが、フロントだけノーマルに。

リアタイヤは既にスタッドレスとしての機能を失っているので、そのまま使用。

所謂「履き潰し」と言うやつだ。

次回タイヤ交換する時は、以前入手したアルミホイールを付ける。

今は時間も予算も無いから延期だな。

随分前にバックオーダーしておいたナビが漸く入荷したから、そちらが先。

他にも補助灯の取り付けも予定している。

仕事が休みで、作業が可能の日しか依頼できないから、調整が難しい。

 

 

本題に入ろう。

 

トラックドライバーと言っても、多様なカテゴリがある。

オレのように長距離走る人もいれば、宅配便の人もいる。

運転している車両も、それぞれ違う。

今回は…

通常のトラック(一般貨物輸送)ドライバーについて。

 

それをオレ目線主体で解説していこう。

通常のトラックドライバーに、オレはカテゴライズされる。

これは大型でも中型でもあまり関係ない。

基本的に運行手順が同じで、他人でも助け合う部分がある。

例えば…初めて荷物の積み下ろしをする場所。

それぞれルールが違うから手順が判らない。

だから他のドライバーに尋ねてみる。

皆丁寧に教えてくれる。これは100%だ。

逆に尋ねられたら、オレも丁寧に教える。

これは暗黙のルールみたいなものでね。

お互いが苦労しているから、カバーしあうんだ。

トラックを走らせている時も同じ。

びっくりする位、周りの動きを見ている。

一般道でも、高速道路でも同じ。

自車の前後は勿論、高速なら隣のレーンを走るトラックの事まで。

 

大型トラックは、最高速度80km/h に法律で定められている。

実際に走らせても、90km/h くらいしかスピードは出ない。

それに加え、それぞれの会社が独自ルールを作っている。

社内ルールで70km/h 走行のところもある。

高速道路の70km/h は、道交法で定められた最低速度だ。

正直言えば、オレらは邪魔だと思う。行く手を塞がれるから。

新東名のように片側3車線なら、まだいい。

彼らは必ず左側の車線しか走らないから。

だが、2車線の道路だと渋滞の原因にもなる。

だがね、トラックが彼らを煽る事は殆どない。

皆が事情を認識しているから。

車両には、デジタコやドラレコと言った記録媒体が装備されている。

これらは会社側がリアルタイムで状況を把握できるシステム。

つまり、常時監視されているという事だ。

デジタコには高性能な GPS が内蔵されており、現在位置も速度も判る。

その精度はメートル単位で把握可能なレベルだ。

速度超過は勿論、どの道路を走っているかも全部記録される。

トラックが動いてなくても、エンジンが回転している限り統べて。

勿論、オレが乗っているトラックにも装備されている。

道を間違えると、直ぐ電話が鳴るくらいだ。(笑)

 

もっとも、統べてのトラックに装備されている訳ではないがね。

白ナンバーや、生鮮食品を運ぶトラックなどには、付いてない車両もある。

或いは、アナログタイプのレコーダーの場合もある。(GPS 機能は無い)

 

そういう環境下で、トラックを走らせる。

社内ルールで70km/h が上限速度なら、それ以上は出せないんだよ。

どんなに煽られようが、文句言われようがね。

それを知っているから他のドライバーは煽らないんだ。

上限が80km/h の会社は複数存在する。

彼らも左側の車線を、ひたすら走っている。

例外は、それ以下の速度で走っている車両を追い越す時だけ。

だがね…その速度差は10km/h もないんだよ。

せいぜい4~6km/h だ。

追い越すのに数分かかる。若しくは断念するレベル。

それも知っているから、他のドライバーが配慮する。

左側の車線を70km/h 走行のトラック。

後ろで、それを追い越そうと少しずつ車間を詰めていく80km/h 走行車。

だが中央の車線に他のトラックがいたら、追い越せない。

彼らは一瞬の隙で、追い越すきっかけを作るんだ。

でないと、延々並走する羽目になってしまうから。

自車が遅いのを自覚してるから、他車の邪魔をしたくないんだよ。

だけど、自分より遅いトラックは追い越したい。

そのジレンマと格闘してるのは、傍から見ていても判る。

仮にオレが中央線を走っていて、その場面に遭遇したとしよう。

こういう時は、オレが追い越し車線に出て空間を作る。

そうする事で追い越しがスムーズにできる。

彼らは追い越しが終われば、直ちに左側の車線へ戻っていく。

それをミラー越しに確認して、オレも中央線に戻る。

夜間走行の場合、追い越しをしていたトラックはヘッドライトを消す。

これは「もう大丈夫。道を空けてくれてありがとう」の意味。

或いは「前へ入ってください」の時もある。

それに対し、ハザードを2~3回点滅させて合図。

「どういたしまして」とか「ありがとう」の意味になる。

 

こういう独特のルールは、トラックドライバーしか分からないだろう。

もっとも、普通車で同じ事をしても通じないと思う。

彼らは普通車の動きを信じないからね。

 

これは皆さん経験ないかな?

 

一般道でトラックの前に右折車がいる。

道路は狭く、トラックは右折車を避けて通れない。

右折車が曲がっていくまで、待つしかない。

こんな状況に出くわしたとする。

自分が右折車に道を譲った時。

トラックドライバーは手を挙げて挨拶しているはずだ。

「右折車を行かせてくれてありがとう」の意味。

これは譲った人が乗用車でも同じ。

オレは100%挨拶してもらっている。

 

そんな経験ない人は、実行してみて。

必ず反応するから。

 

長々と書き連ねてしまったが、これはトラックドライバーの一コマだ。

心温まる事は、もっと沢山あるよ。

残念ながら、真逆もあるけどね。

乗用車にブチ切れてるトラックもいる。

同じトラックドライバー同士でも、仲が悪い時もある。

そう、オレらは海上コンテナを運ぶトレーラーやダンプカーを嫌う。

最大の理由は、運転が傲慢だから。更にダンプカーは道路を汚すし。

海上コンテナを運ぶトレーラーのドライバーは、荷物に一切触れない。

ダンプカーも然り。土砂に触れる事はないよな。

本来移動する際は、荷台の養生が決められているのに無視しているし。

オレらは積み降ろし時基本的に関わるからね。

まぁ、他にも個人的にあると思う。逆に仲の良いドライバーもいるだろう。

オレの話す事が統べて当て嵌まる訳ではないから、世間話レベルで認識して。

 

長距離ドライバーが最も苦労しているなんて言うつもりはない。

オレを含め、殆どの人が自らその仕事を選んでいるし。

海上コンテナを運ぶトレーラーも、ダンプカーも苦労はあるだろう。

オレが知らないだけだ。

1つだけ共通しているのは、経済を動かす仕事だという事かな。

 

乗用車しか乗らない人に伝えたい。

トラックは大きいから偉いんじゃない。

大きくて融通が利かないから、配慮してくれると嬉しいんだ。

右折レーンで、停止線より手前に停車してくれる人。

左折するトラックドライバーにとって、とても嬉しい事だよ。

高速道路で、並走しているように見えるトラック。

これを煽らず、追い越しを待っていてくれる人。

それを「当たり前」だと考えてるトラックドライバーは多くない。

 

こういうのを少しでも理解してくれると、お互いに気持ち良くなれる。

更に言えば、トラックドライバーが苛つかない運転を心掛けたら、上手くなる。

彼らはプロだ。それに命を懸け収入を得ている。運転が下手な訳がない。

つまり彼らが認めるという事は、スムーズな運転だという事。

 

オレは自身をプロと呼べる程勤務してないから、除外するよ。

 

やたら長いブログになってしまった。過去最長だな。

 

 

たまには指向を変えて。

 


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このヴァイオリン奏者が気になる。

葉加瀬太郎氏の演奏を連想させるんだが…。