ss401t390904’s diary

偏屈頑固オヤジの戯言

まだ乗るよ。

 

 

去年、土佐で撮影したもの。ウインドウに映る景色が意外と気に入ってる。

 

 

 

 

毒蜘蛛2号の車検整備が終わった。

数週間前から僅かなオイル漏れも発覚。

このエンジンに有りがちなヘッドカバーからかと思ったが、違った。

幸い極めて軽微な修理で済んだ。

あとはリアブレーキのシューとフルード交換くらいかな。

オレは突然思い出したように長距離走らせるから、整備は万全にする。

 

引き取りに行ったのは木曜日。

先週の土曜日には可能だったんだが、仕事で行けなかった。

木曜日もたまたま仕事が早く終わったから行けたんだ。

 

お世話になってる車屋さんは長年の付き合いがあってね。

フロントマンは勿論、ピットクルーもオレの事を知ってる。

まぁ…持ち込んだ車の台数も沢山だし、どれも個性的だったから記憶に残ってるんだろう。

毒蜘蛛2号も然りだ。こんなポンコツにかなりの費用かけて鈑金塗装する人は早々居ない。

しかも直したのがルーフとステップ周りだけというね…。あ、あとヘッドライト交換。

直し方すら、おかしい。全部直せ? んな予算無いよ。全部直したら60万だよ?

3万で入手した車。流石にそんな価値は見出せない。

そうでなくてもオーディオに費用かかってるし…。

 

「浪人さんは “りんの田舎暮らし” のファンなんですか?と、クルーが話してました。僕は知らないんですけど…」

フロントマンに突然振られた話題。

「毒蜘蛛2号は以前から貼ってあったけど “りんの田舎暮らし” は、なかった」

とまで。いや…そんなとこチェックしなくていいよ。(笑)

仕方ないから、毒蜘蛛2号の由来を説明しておいた。公認である事も。

意外と言えば失礼かもしれないが、知ってる人多いんだよ。

てか、クルーの多くは知ってたらしい。

 

毒蜘蛛2号は、元々ボロボロだ。

入手時はボディの至る所に苔!生えてたし、艶なんかハナから無いし。内装は傷だらけで汚かった。

ヘッドライトなんか劣化しオゾンクラックまで入って修復不能

そうでなくても暗いハロゲンバルブの光が拡散してしまい、前が見えない。

雨天の夜は恐ろしくて乗るのを避けてたほど。

走行距離は、当時約127000キロ。2年で約1万キロ走らせた。

オレにしては全然少ない。(トラックは毎週2000キロ程走らせてるが)

 

毒蜘蛛2号には申し訳ないが、ボロボロで3AT だから乗り回さない。

「行くぞ!」と、腹を括らなければ走らせる気力が湧かない。

それが幸いして長距離旅行が好きなオレが外出を控えている。

必要になる出費も抑えられてる訳だ。今は給油なんて月イチだし。(ガソリンはハイオクだよ)

 

傍から見れば、価値などゼロに等しい軽バンだろう。

見た目もボロくて悪いし。ドラレコ付いてなければ煽られまくりだ。(笑)

だがね、俺にとっては戦友なんだ。苦しい時を共に過ごしてる。

それに…北の大地。東京×2。土佐。これらの地域を全部走った履歴のある軽バンなど中々居ないだろう。

そういう意味でも、オレには価値のある車。だから、まだ乗る。

毒蜘蛛2号である事も、重要なんだ。

 

 

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君に、この楽曲も贈ろう。

退くこと=負けではない。