ss401t390904’s diary

偏屈頑固オヤジの戯言

どうか!

 

 

 

毎日飲んでる麦茶が無くなったので、急遽買い物しに行く事にした。

いつも箱買いなんだ。 コンビニで買うと高いからさ。

ついでに銀行の ATM へ寄って、お金を引き出しに行った。

所持金2,000円で買い物するのは心許ない。(笑)

 

ATM 行ったら、先客が居た。最初は外で待ってた。

1人のお客さんは直ぐ出てきた。

だがね、1人の様子が変だ。老人が電話で話している。

詐欺の被害を疑うには、充分過ぎるシチュエーション。

一応念のため、引き出しをしながら会話に聞き耳を立てる。

「415,000,000円が振り込まれるから…」

よんお…んな事あるかい! 絶対詐欺だ!

引き出した金を財布に仕舞いもせず、老人に声を掛ける。

「おいちゃん、それ絶対詐欺。振り込んだらあかんで!」

何故か関西弁になるオレ。

肩に手をかけ、宥める。このご時勢に旨い話なんか早々無い。

そんな大金貰える理由が、おいちゃん心当たりあるか? と。

「家族に電話しや。そしたら説明してくれる」

そう言い残し買い物へ行こうとしたんだが、どうにも気になる。

車に乗り込んだが、降りて再び ATM へ。

老人はまだ ATM の前に居る。ダメだ!振り込みかねない。また声をかける。

「おいちゃん、警察呼んだる。オレの話が信用できくんくても警察なら信じられるやろ?」

即、地元の警察署へ電話。110番ではない。

銀行から警察署まで約5分の距離。その方が早いと判断。

何で警察署の電話番号知ってるかって?

そりゃ色々連絡してるからね。 いや、勿論悪い事はしてないよ。(笑)

 

老人を引き留めてる間に、警察官が2人来てくれた。

言うまでもなく、警察官も振り込みを止めた。

「おじさん、駄目だよ!詐欺だから。今まで振り込んでないよね?」

そんな話をしてた。オレは個人情報尋ねられたので、全部答えた。免許証も見せた。

警察官に随分感謝されたよ。普通だろ?こんな事するのは。通報しただけだし。

ところが…

警察官:「詐欺防止貢献の表彰を…」

オレ:「いやいやいや!そんなん要らんし。勘弁してや」← まだ関西弁

なんてのもあった。ホントだよ。

老人は警察官の事情聴取を受けるためか、パトカーへと連れていかれた。

オレはお役御免になって、買い物へ向かった。

 

老人と少し話した。年齢は70歳。家族は居ないと語った。

年金暮らしだと言う。家族に電話しろと言った自分を恥じた。

決して裕福ではないであろう。寂しげな背中を見ているのは辛い。

男の背中は人生を語ると言うが、本当なんだよ。

そんな人の金を騙し取ろうとする輩に本気でムカついた。

 

 

色々無視してるフリしてブログ書いてるが、今日が何の日か位知ってる。

せめて!こんな日くらい穏やかに過ごしてもらいたい。

世界中で戦争があって、それどころじゃない人たちだって沢山みえる。

今日仕事してるオレの同業者だって…。

 

どうか!より良き明日を。愛する人たちと、穏やかな日々を。

名前も存じ上げぬ老人にも、優しくて温かい日々が訪れる事を願う。

(そういう思いを込めて画像を付けた。不適切かもしれんがね)

 

 

 

だが、犯罪者に明日を与える必要はない。

もしオレが被害者になったら、地獄の底まで追い詰めて天誅下す!