これが、先日話してた「約5年ぶりに掲示」したもの。
壁の白さと比較すれば、如何に経年劣化してるか判るだろう。
もうね、骨董品の巻き物みたいになってる。(笑)
実際…素材の紙はボロボロなんだ。触ってると簡単に破れてしまうレベル。
破れる…というより、裂けるって感じだろうか。
よく見れば判るが縦にも破れてるんで、裏側から補修してある。
実は、これと同じポスター。新品も持ってるんだよ。
2度目に土佐へ行った際、桂浜の売店で大・小2サイズ購入したんだ。
この頃には、此処でしか買えなかった。(限定販売らしい)
ボロボロになってるのは、地元の本屋さんで普通に買ったんだがね。
800円だったな。今でも覚えている。(当時は消費税導入前)
地元では大きな店舗だったその本屋さんも、今は無い。
新しいポスターに変えればいいんだが…。
これには “オレの歴史” が刻まれてる。色褪せてもボロボロでも。
約5年は空白にしてしまったが、30年以上オレの喜怒哀楽を見てきている。
そんなポスター、なかなか存在しないだろ?
オレが坂本龍馬に興味を持ったのが18歳の時。
霊山へ墓参りに行ったのも、同じだったな。
オレは自身が興味を持ったり親近感を覚えたものには、いつまでも拘る。
麻衣子さんに抱いているのと、何ら変わらない。
因みに最も古くから興味を持ってるのは、言うまでもなく TITANIC 号。
これは殆ど情報を手にする事ができなかった小学生の頃から。
同船に関しては、世界中にマニアが存在するからね。
先日の不幸な事故も、その裏付けだろう。
約5年ぶり。部屋に彩りができた。
昔は沢山 TITANIC 関連のポスターやファンゴッホの絵も飾ってたし、
関連する置物等もあった。それに比べれば、全然地味なもんだ。
今はそこまで飾る気にならないかな。
だけど麻衣子さんにサインしてもらった2点だけは飾った。
生憎、見合う額縁が入手できなくてね。
クリアファイルなんか、包装してあるビニールにピン立てて留めた。
何かよく見たら、額縁に入ってるのは、少し位置がズレてるな。(笑)
1度失ったモノを取り戻すのは、困難だ。財産でも、地位でも、信用でも…。
だがね、オレはそれらを取り戻すべく今尚努力している。財産は無理だが。
その思いがあるからこそ、生きていられる。それに執着している。
【JIN-仁-】の中で、龍馬はこう言った。
「欲は生きる源じゃ!人は欲があるから、生きていける…」と。
その通りだな。生に執着するのではなく、己の目的に執着してるんだ。
今のオレは、そう思うよ。
この楽曲を初めて聴いた時。
自身の苦しみにも意味があるのだと、改めて思った。
麻衣子さんも…それに気付いている。