ライブが終わり、満足そうに席を立とうとしたギタリスト氏。
「浪人君! え!?…どうした?」
メガネ外して目をこするオレを見て驚いた氏の言葉。
麻衣子さん、ズルいよ。
おかげで目が真っ赤になっても~た。 氏には苦笑いされるし。
昨日は麻衣子さんの地元、名古屋市で行われたライブ。
流石ライブハウス。音響は良かったな。
個人的にはグランドピアノが無いのは寂しかった。仕方ないんだがね。
セトリや MC の内容に大きな変化はなかった。若干の入れ替えはあった。
*麻衣子さんから「セトリは公表しないで」とお達しがあったので、明細は伏せる。
ただ…麻衣子さんの心境が大阪の時と違ったのは気付いた。
全身から一気にオーラを発したのは “横顔~わたしの知らない桜~” の時だけ。
凄まじい感情移入してた。これは大阪の時も感じたよ。
本人は「今日は地元だから緊張してない」って話してたが、違う緊張してる。
それが何かまでは、判らなかったがね。…そういう事にしておく。
纏まらない MC 。要点掴めない内容。(笑) ネタ帳に何を話すか、だけを書いてるんだろうね。
言いたい事伝えるのに大回りして話してる。まぁ、それが麻衣子さんらしい。
ギタリスト氏も「いやぁ、MC はあれくらいでいいんだよ (笑) 」なんて言ってた。
会場の空気は大阪の時とかなり違う感触があった。
前回も(去年の東京でも)お見かけした常連さん?は何人かみえたが。
名古屋でボケとツッコミが会場沸かすとは思わなかったよ。
後半が始まっても、その空気は変わらなかった。
…が、麻衣子さんが MC の時に涙を堪え、会場が静まり返った辺りから変化する。
立て続けに彼女の感情を震わせる楽曲が続いたのもあろう。
歯を食いしばるように歌う姿は、心に来るものがあった。
お客さんがティッシュ持ってきて麻衣子さんに渡してるし。(スタッフさんだと思った)
オレ自身は、大阪の時よりリラックスしてた。
それでも何かが澱んでいる感が否めなくて、物足りなさがあった。
何とも言えない気持ちの中、ライブは終焉を迎える。
アンコールの時には、恒例の “30秒限定撮影タイム” 。
今回はカメラ目線撮れなかったよ。(全20カット)
近くからモータードライブみたいな連撮してる音が聞こえてきて驚いたな。
「カシャカシャカシャカシャ…」って、30秒鳴ってた。(笑)
スマホにそんな機能あるのかね? 何カット撮れたんだろ。
その後は締めの1曲。これは大阪の時と同じ。
「あぁ、終わった…」と思ってた。
…が、麻衣子さんはステージから動かなかった。
そして “あなたは幸せになる” のアカペラ。これを聴くのは3度目だった。
もうね、瞬時に涙腺崩壊した。流れ出るのを止められなかった。
オレさ、実は麻衣子さん自身に苦手意識持ってる。
違う世界で生きてる女性だという感覚は、以前から消えない。
目の前に居ても、息がかかりそうでも…。
(2016年のライブで彼女に質問した自分を褒めてやりたい)
だがね、楽曲に対しては正反対なんだ。
こんなに親近感と安心感を持ってるのは麻衣子さんの楽曲だけ。
感情や想いを感じられる特別な存在でもある。
その中でも、強い思い入れを持ってる楽曲の1つが “あなたは~” なんだよ。
これを目の前で歌われたら…。 彼女の思いを肌で感じたら…。
帰りは地元近くまで戻ってから氏もお気に入りのタイ料理店へ。(女友達が教えてくれた所ね)
「浪人君、俺は益々麻衣子さんが気に入ったよ」
素晴らしいアーティストを紹介してくれて感謝してるとも。
ロックミュージシャンのギタリスト氏が、ここまで言ってくれる。
麻衣子さんはね、芯が強くて努力家。素晴らしい感性も持ってる。
だけど…どんぶり勘定みたいな部分もあって、投げやりな一面もある。(笑)
キャラクターと楽曲全部纏めて麻衣子さんなんだな、って思った。
*画像は、藤田麻衣子さんの X より、お借りしました
この中にオレとギタリスト氏が写ってる。勿論、後ろ姿だがね。