「ちっちゃ!」← 小さいの意。分かると思うけど。 麻衣子さんを目の前にして、思いっきり言ってしまった。
気にしていたらごめんなさい。これはハラスメント発言だ。でも…ホントにそう思ったんだよ。160センチないのかな…。
こんなに小さな身体で、多くの人に思いを発信してる…。それが妙に感慨深かった。
ライブは楽しかったよ。新曲 “朝月夜” も披露してくれたし。ハイトーンの曲調に、ギタリスト氏と2人で感心してた。
で、会場からの帰り道に氏がいつもの発言をする。『プロデューサー、今日の出来はどうでしたかな?』って…。(笑)
大阪のライブを100点として考えるなら、98点だと答えた。
マイナス2点はライブの形態上、曲目が少なかったから。カバーあったし。だが、これはあくまで大阪ライブを基準にしている。
YouTube 公開ライブとして別枠扱いするなら、100点プラス50点。
『何だよ、そのプラス50点は?』ってなるだろ。(笑) それは後述しよう。
今回は質問タイムじゃなくて、即興で楽曲を作る内容。歌詞は参加者の提案から。 これがまた面白かった。
メインはマラソンになったんだが、次々投げられるワードが可笑しくてね。
「見えないゴールテープ」とか「イチョウ並木」は、まだ理解できる。
「給水所」って…。いや、確かにマラソンと言えば関連する事ではある。でも歌詞に給水所って使わないだろ。(笑)
でも、それを真剣に取り入れて歌詞作ってる麻衣子さん。30分の即興時間を少し超えたが、皆が驚くような楽曲になってた。
自分が曲作りしているところを皆に見てほしいという、麻衣子さんの考えだったんだよね。
『サビはできたから A メロは~』とブツブツ言いながら手早く鍵盤叩く。その姿を黙って見ている参加者。
『うん、この部分に入る歌詞が無いからラララ~♪でいこう!』と自己完結。
普段の曲作りがこんなに陽気なら麻衣子さんも少しは気楽だろう。
当然そんな事がある訳ないのは、誰もが知っている。給水所がツボってしまったが、オレは楽しかったよ。
カバー曲を歌う時。朝月夜を歌う時。麻衣子さんが目を閉じて演奏を始めた。
これには色んな理由があると思うが、その時に伝わってきた気迫に驚く。
漆黒歌う時。ミスしたのもあったけど直前まで皆と笑ってたんだ。それを一瞬で感情を切り替える凄さ。
このパターンは以前も何度かあったが、毎回驚かされる。ケラケラ笑ってた3秒後には楽曲の世界に居る。
オレは ON/OFF の切り替えが下手な人種だけに、この凄さをより強く感じてる。
ギタリスト氏が言ってた。即興で楽曲作る能力は、さすがシンガーソングライターを自負するだけあると。
音を外せば絶対誤魔化せない鍵盤楽器。それを演奏しながら歌える実力は本当に凄いと。
氏もライブ経験は豊富だ。それ故ライブという特殊な環境下でステージに立つ人の心理をよく理解している。
『ギターは誤魔化す事ができる。でもキーボードはそれが出来ない。外せば気付かれるからさ』
麻衣子さんが入場してきた時に、前回の名古屋ライブより良くなる。そう直感した。
なんだろ…。何故か分かる。ステージに上がって参加者を見渡す時の表情に出てる。
1曲目は、花火。当然よく知ってる楽曲。
でもね、心に染みてくる麻衣子さんの感情は、今現在のそれ。
声に透明感と伸びがある。ライブ中の表情が柔らかくて笑顔が自然。目も笑ってる。
心底楽しんでるのがオレらにも伝わってくる。麻衣子さんらしいって思える。
ライブ終了後の話をしようか。
ハイタッチに含まれた麻衣子さんとの共有時間。ほんの少しだけどね。
ライブが終わった後だったのもあるけど、凄く印象に残った。
オレはさ、ハイタッチって列を作って右手だけですれ違うようなイメージしてたんだよ。
実際は違った。向かいあって両手。30秒くらいは話す時間があった。
彼女は手も小さかった。こんな小さな手で精一杯演奏してるのか…と。
オレと話している時、麻衣子さんは一瞬たりとも目を逸らさなかった。
目を通して感情を覗き込まれてるみたいに感じるほど…。
「あなたとあなたの楽曲に救われました。本当にありがとうございます」
そう、伝えた。
隣りにいたギタリスト氏は緊張してた。『俺は話せない。ハイタッチできればいい。応援してますって言えれば充分』
そんなギタリスト氏に向き合えるよう麻衣子さんに話を振る。
何の事は無い。ギタリスト氏は普通に話していた。ハイタッチ2回してた。(笑)
緊張はしていたみたいで『麻衣子さん何か言ってくれたけど、覚えてない』って。
氏も『麻衣子さん、小さいな』とも話してた。あ…『小さくて可愛らしい』と彼女には言ったそうな。
オレが計画していたギタリスト氏へのサプライズは、麻衣子さんと会話させる事だったんだよ。
どんな形であれ彼女が氏に話す機会を作りたかった。予定と違えど、成功した。
これがプラス50点の真相。(笑)
会場を出る前に、ポストカードを購入した。1セット3枚入り。氏は3セット購入。オレはフルセット。
何やら “当たり” が入ってるようで、どれかに麻衣子さんのサインが書かれてるらしい。
オレはそんなの気にしてなかった。
これがほしかった。↓ 先の画像にも写ってるけど。
いつも言ってるけど、麻衣子さんは撮影されるのが苦手な人なんだよ。
これは自撮りだからリラックスしてるのがすぐ判る。
でもアルバムジャケットとか今回のポストカードの中にも意図的に作ってる表情が沢山ある。
(麻衣子さんはカメラマン泣かせの被写体であるのは間違いない)
オレは昔カメラマンの真似事してたから、作り顔には何の魅力を感じない。
だから、この画像が好きでね。スマホの壁紙もこれ使ってる。
オレなら麻衣子さんの自然な笑顔撮影する自信あるよ。
プロカメラマンを卑下しているのではない。念のため…。
まぁ…見れば判る通り “当たり” を引いた訳だ。フルセット購入してるからね。
ギタリスト氏曰く『やっぱり浪人君は何か持ってるな』と笑った。 いや、偶然だよ。
“いつもありがとう”
今回のライブで最も感動したのは、この言葉だった。
ポストカードを開封したのは、ギタリスト氏とご飯食べに行く時。
メッセージに種類があるのかどうかは知らない。
だが、1番心に響いてきた。楽曲よりも生の声よりも…。
麻衣子さんが、どんな思いで “いつもありがとう” と書いたのか。
それを思うと胸が熱くなる。思いが染み込んでくる。
麻衣子さんは、単なるシンガーソングライターじゃない。
パソコンがヤバい。ブログ書いてる最中に必ず1度は落ちるようになった。早急に対応する。