浪人と黒船

“人生” と言う名の大航海

帰り道。

*画像は、藤田麻衣子さんの X からお借りしました

 

先日のライブ画像。前から3列目にオレとギタリスト氏が写ってる。

氏は『この臨場感がいいんだよ!』と、変わらず高揚してた。

会場は100人くらいで満員になってたかな。

 

 

 

麻衣子さんのブログも更新されてた。他の場所なんで URL の貼付は控える。

藤田麻衣子オフィシャルブログ藤田麻衣子の明日も笑おう」で検索してみて。

因みに…ライブの帰り、氏から12月8日のチケット入手を依頼されたな。

もうね…オレより麻衣子さんに間違いなくハマってる。(笑)

 

ライブ会場から出て、久しぶりにパスタのお店へ行く事にした。

道中は麻衣子さんの話題が中心。『10th Anniversary の3枚は、順に物語になってるよな?』

『選曲は麻衣子さんなのか?であるならば…』 ギタリスト氏は、物凄く真剣に話している。

物語と言うワードが出てくるのは、氏が歌詞についても熟知している証拠だろう。

オレが最近のアルバムを勧めないのもあってか、初期の作品に集中している。特に「夏祭り」シリーズは、大好きな様子。

『アルバム wish から浪人君がセレクトしたのは4曲しかない。これは、そういう意味かね?』

(necessary に至っては、アルバムそのものが入ってない)

素直に、そうだと伝えた。オレは違う意味で辛くなるのが耐えられない。

麻衣子さんに対して思う事や詮索(変な意味ではない)を評価してくれる氏は、黙って聞いていた。

氏には他のアルバムを、改めてゆっくり聴いてもらおうと思っている。

 

まぁ、そんな感じで麻衣子さんの話をしながらパスタのお店に到着。

夕方の営業時間の少し前だったんで、近くに停めてポストカード見てたり。

 

この店は20年以上通っているが、メニューは殆ど変わってない。

勿論、味も変わらない。それが物凄く気に入ってるんだ。お値段も、それなりである。

 

オーダーするものは、いつも決まっている。氏はガーリックソースのパスタを注文してた。

あとはピザとミートライス(ピラフにミートソースかけたみたいな感じ)は、山分け。

 

『女友達さんも、この店はお気に入りなのか?』と問いかけられた。

残念ながら「私はイタリアン得意じゃない…」と渋られた事を伝える。

以降、彼女と会う時は自分から店を選ぶのを止めた事も。

おおよそ女友達のキャラクターを理解しつつある氏も、これには笑ってた。

オレが調子こいてベラベラ話したのもあってか、珍しく色んな事を質問されたよ。

氏だけじゃないと思う。このブログを読んでくれる人もそうじゃないかな。

 

おっさんと若い女性の友情が成立する事に対する疑問を。

まぁ…これに関して、オレが自身の考え方を押し付けるつもりは全く無い。

男と女の友情なんて成立しない。しかも年齢差20歳とか、犯罪!…って思うよな。

だが、氏に話した事もブログに書いた事も全部事実であり、疚しい関係は一切ない。

指摘されるとしたら…結婚している彼女と食事した事かな。

「今後会う事はない」と話すオレに『そこまで自分を追い込む必要はないだろ』と、氏は言うが…。

 

店を出て帰路についた車中でも、これらに関係する話はボチボチ続いた。

女友達との関係維持を勧められたし、食事くらいなら良いだろうと。

『浪人君は何か持ってるから、麻衣子さんとも普通に仲良くなりそうだ』とも言う。オレが気にしている人物の事も。

 

氏はオレと仲良くなった事で、麻衣子さんを知った。

最初は『女の子の歌か…』程度の印象しかなかったようである。

オレとの接点がなければ麻衣子さんを知る事はなかったと、断言した。

元々がロックミュージシャンだからね。『こんなに心を掴まれると思わなかった』と。

 

 

陽が落ちるのが早くなった週末。混み合う国道。オッサン2人が乗ったポンコツ軽バンが帰り道をトコトコ走る。

イベントの帰り道ってのは、幾つになっても後ろ髪を引かれる感覚になる。

腹が膨れたのもある。お互い少し会話が間延びして、麻衣子さん聴いていた。

ギタリスト氏は、これからも麻衣子さんを応援してくれるだろう。オレとは違う見解を聞かせてくれるだろう。

何かが吹っ切れた麻衣子さんは、どんどん力を取り戻していくだろう。

吸い込まれるような彼女の瞳。思いをきちんと受け止めてくれるという安心感。

ちっちゃい手と、頭をナデナデしたくなるような背丈。

酒は飲まないらしいが、そんな席でゆっくり話してみたいと思う。

女友達を心配する事は何もない。敢えて言うなら、オレが死ぬ前に愚痴の聞き役を新たに見つける事だ。

もう1人…。

 

『浪人君の思いが、皆に届くと良いな。君は俺たちに無い力を持ってる』

 

 

youtu.be

 

“帰り道” って、何か不思議な感覚だな。

オレは青春時代の甘酸っぱい思い出とか全然ない。

だがオッサンになった今、帰り道が甘酸っぱい思いになる日が訪れる気がする。