浪人と黒船

“人生” と言う名の大航海

思い詰めず、思いを馳せる。

 

 

イチゴ…貰った。(実物は、もっと綺麗で美味しそう)

4パック(1箱)だったが、3パックはそれぞれお裾分けした。

 

 

「そういう方、みえますね…」

昨日は通院日。主治医との話で、震災以降メンタルが不安定になり

コントロールするのが大変なんだと伝えた。

医師は物事をズバズバ言う人でね。心療内科では珍しいタイプ。

過去何度も「え?」と思った事がある。 歯に衣着せぬ…とでも表現すればいいか。

そんな医師が、神妙に最後まで話を聞いてくれた。

「浪人さん自身が、今の自分にできる事をやろうと動いてる。

被災地の現状を考えれば、それで良いと思いますよ。

出来る時が訪れたら無理のない範囲で行動してはどうでしょうか?

無関係の人が同じように苦しまれる事はあります。

自分を責める必要はありません…」

 

医師も被災地へ行こうとしたそうだ。過去にも実践した事があるそうな。

だが、現地の交通事情を考えると単独行動は無理だと判断したらしい。

衣食住を自分で確保(つまり、自衛隊レベル)しなければならない。

行くのも帰ってくるのも、統べて自己責任。

それを単身で実行するのは極めて困難だ。

 

「同じように苦しむ人が他にもいる」

これはオレにとって鎮痛剤のような言葉だった。

被災者の方々が、最も辛く、苦しく、悲しい思いをしてみえる。

だが、世間にはオレのような人間が存在しているという事も理解してほしい。

 

 

イチゴをくれたのは元同僚でね。

昨日トラックの洗車してたら、会社まで来てくれた。

「やっとるなぁ、浪人君!」と、元気に登場。

オレの分と社長夫妻にも用意してた。

以前社長が元同僚の為に東京ばな奈買ってきてくれた事があってね。

彼は、ばな奈が大好物なんだ。

神奈川へ私用で行く話を聞いて、オレが「買ってきて」と頼んだんだ。

(当時は、なかなか買いに行けなかったんだよ)

それを覚えていてね。

イチゴを貰った社長の奥さんは、声が裏返る位喜んでた。(笑)

 

 

元同僚は、オレの事情を知っている。その情報レベルは女友達と、ほぼ同じ。

現在のメンタルについても医師の見解含めて軽く話しておいた。

暫く雑談した後「洗車の邪魔したね」と笑い、帰って行った。

彼には、疾患について深入りさせたくない。心配かけるから。

 

 

ウチの会社で最年長の人が病気で急遽退職した。

先月から検査入院していて、結果が出たそうだ。

 

3台ある4トントラック(1台は、オレの元相棒)のうち、2台が

専属ドライバー不在になった。仕事も増える。(一応、定期便)

時は流れて行く。オレも動かなければならない瞬間が来る事を実感したよ。

今は、詳しく書けないな。

楽しい事だけを考えていたいけど、この性格なんで無理だと悟った。(笑)

思い詰めず、思いを馳せて過ごしたい。

 

 

youtu.be

 

 

麻衣子さんの楽曲。お気に入りが段々初期の作品になってく。

今は「このまま電車に乗って」が1番かな。