板金屋が追加で送ってくれた画像を幾つか紹介しよう。
もうね、板金塗装って言う通常の領域超えてる。
こんな修理は、滅多にないだろう。
マスキングの仕方に注目。
ボディのプレスラインを上手く利用して “ぼかし” で誤魔化さない手法。
この工程はルーフの下処理を終えてからのもの。
これさ、板金塗装に携わる人が見ても納得できると思う。
どれだけ手間のかかる作業をしたか。
そこいらの鈑金屋なら、こんな事絶対しない。
割に合わない。面倒くさい。時間ばかりかかる。
塗装はね、9割下準備だと言われる位だ。
仕上がりの良さを際立たせるには、こういう地味で手間のかかる
作業がとても重要なんだよ。
何でそんな事知ってるかって?
オレも塗装作業の経験あるから。対象は車じゃないけどね。
ルーフのプライマー塗布行程前。
オレが考えていた以上に錆の浸食が進んでいたらしい。
それを徹底的に除去し「これでもか!」という位、下処理してある。
新車の製造ラインで施される塗装は、機械を用いる。
それ故、陰になる部分やルーフ中央は塗膜が薄い。
その裏付けにもなる。均一でない事も判る。
最低限の塗装しかされていない。オレに言わせれば、最低限以下だが。
前途の画像と比較すれば、マスキング用のシートを貼り換えてある
のが判るだろう。
錆だらけだったフロア周りの途中行程。
これ…物凄く面倒な作業だったと思う。それをだな… ↓
わざわざプライマーまで塗布して再塗装してある。
勿論防錆処理をした上でだ。
判りにくいけど、継ぎ目のコーキングもやり直してある。
オレが「オーバークオリティ」だと言うのが理解してもらえるだろう。
だがね、長年付き合いのあるこの鈑金屋のフロントマン。
この人物はオレの性格を熟知している。
自分たちが手抜きするのも大嫌い。
仕上がりに納得できないような状態で、車を渡さない。
本来は…外観全部直したかったと思うよ。新車以上のレベルで。
それはオレの予算が許さないから無理だったんだが。
提示された予算の中で、出来うる限りの仕事をする。
掲載した画像から、その片鱗が見えるんじゃないかな。
この鈑金屋。実は「鈑金屋」と呼ぶに相応しくないんだ。
既に工場レベルの規模で作業を行っている。
受け入れ → ヤード保管 → フレーム修正を含む修理 → 塗装 → 仕上げ…
これらの行程は全部ラインを組まれている。
場内には50台以上の車があり、1日6台は納車する。
代車が37台しかなくて常時不足状態。
オレのような “馴染み” は、ミライースのような代車。
通常はレンタカー並みの車が貸与されている。
入庫している車は外車から一般軽自動車まで、多種。
オレの毒蜘蛛2号なんか完全な例外車両だ。(笑)
因みに ISO9001 ISO14001 は取得済み。
言うまでもなく、メーカーや保険会社の認定工場。
もう、どんなレベルの鈑金屋か想像つくだろ?
次回は、仕上がった毒蜘蛛2号の画像を幾つか紹介しよう。
まだ撮影してないんだが。
ルーフなんて通常上手くできないしね。ドローンが要るな。
まだ新しいスマホを使いこなせない。
仕事の準備もあるし。
暫しお待ちあれ。
視ていてちょっと気になった。
この女性の歌い方は、好感持てる。