浪人と黒船

“人生” と言う名の大航海

陽の当たる場所。そうでない場所。

解体が決定した和倉温泉 加賀屋さん。 Cafe 伽羅さんの店舗前から撮影。

オレは1度も宿泊した事がない。(浪人如きでは、泊まれないんだけど…)

今後は規模を縮小して再建するとのニュースを見た。

同温泉の象徴とも言える加賀屋さん。早く営業再開できる事を願っている。

 

 

 

 

 

 

輪島市で撮影した数少ない画像を一部貼っておこうか。

なお、プライバシーを侵害しかねない画像は、修正してある。

 

今朝の撮影。 宿泊した部屋からの景色。(南側の窓)

昨夜の撮影。同じアングル。

 

これ…輪島市内。ベッドタウンじゃない。市街地。

七尾市で宿泊する(今いる宿ね)から見える夜景の違いに、正直驚いた。

 

エレベーター前のロビーから見える景色。

黄色に塗り潰してある部分は、仮設住宅。奥のプレハブは、工事関係者用。

 

上の画像から視点を右に移す。

 

 

最初は画像を AI 修正したんだ。単なる更地になってしまってね。

それでは説得力がない。「塗り潰す」というやり方で、規模の大きさを伝えたかった。

宿を出てから、暫し市内を移動してみた。

仮設住宅は他にも沢山あった。時間にして10分圏内だ。

集合住宅風のものも含めれば、相当数が建てられている。

 

閉鎖(閉園?)した保育園の敷地で咲き誇る桜。

それを見て喜ぶ園児がいない。微笑む保護者もいない。

見ていて、居たたまれない気持ちになった。

信号待ちの交差点で見たんで、撮影はしていない。

 

 

 

日本の建築基準法が如何に正しいかを示しているような建物。

ガラス1枚割れていない。壁にヒビ1つない。

だが…地盤は脆かった。

 

 

おそらく…液状化現象だと思われる。この場所から海まで数百メートル。

あの規模の揺れでは、どうにもならなかったかと。

震災以降、何も手を付けられていないのが分かる。

厳密には「手を付けられない」のだろう。 …珠洲市と同じだ。

 

土曜日なのもあってか、多くの人が行き交う姿は見れた。

ただ…地元の人ばかりで、皆生活の為に動いている。そんな空気が漂ってた。

観光に来ているように見える人はいない。

いるのだと思うが、オレは見つけられなかった。

 

 

 

初訪問時には道路が埋まっていて辿り着けなかった場所。

厳密には、奥に見えている灯台を目指してたんだが、今回も行けなかったよ。

土砂が崩れたままなのが分かるだろうか。その先にトンネルもある。

場所は、竜ケ埼灯台。手前は海水浴場。

 

 

撮影していた時、画像の左側に1人の老人が海を見ていた。道路の段差に座ってね。

何をするでもなく…ただ、じっと。

オレに声を掛ける勇気も資格も無い。黙って通り過ぎた。

 

市内は40キロ以上で走行できる路面ではない。

オレのようにトラック乗ってると、段差の振動が半端ないんだよ。

 

今日の撮影。

奥に写ってる赤い鉄橋は、今なお通行止めのまま。この橋も当時と何も変わってない。

 

2024年7月24日の撮影。

上の撮影位置から少し手前の場所。

電線が溶け落ちて放置されたままの電柱だけが、当時と同じ状態で残っている。

(上の画像は中央から左側。下の画像は右奥建物手前にある)

 

 

復興には、程遠い。 これがオレの正直な感想。

ただ…輪島に住む人たちは、懸命に生きてる。何かを成し得ようとしてる。

戸惑いや迷いは感じられなかった。あくまで私見だがね。

輪島市民が持っている “芯の強さ” が伝わってきた。

 

道中、穴水町へ寄る。

言うまでもなく泉花月堂さんと、お菓子工房 Hanon さんとこね。

 

能登城山餅本舗 (有) 泉花月堂さんの店舗兼工場。漸く工事が始まって、建物の1階部分は骨組みだけになってる。

店主に無理をお願いして数分だけお話をさせてもらった。

『営業再開への1歩が踏み出せましたが、問題は山積してます。昨今の世界事情も影響しているんですよ』

そんな心の内も聴かせてくださった。

「商品のクオリティが変わらなければ、仮に値上げしても買ってくださる。お客様の信頼に応えれば、売り上げは伸ばせます」

ド素人のオレが、偉そうに言いきってしまった。

 

店主の目には “闘志” が漲ってる。ご夫妻は、きっとこの試練を越えていかれるであろう。

震災前と同じ…それより良い和菓子を届けてくださる。

そう確信を持てた瞬間でもあった。

オレは…泉花月堂さんの営業再開を、心から応援している。

 

お菓子工房 Hanon さんは、いつもと変わらず歓迎してくださった。

開店間もない時間だったのもあってか、久しぶりに少しお話をする事ができた。

お元気で、笑顔で、忙しそうで…。

出来上がったばかりのイチゴのホールケーキ見て「美味そう…」と思わず声を出したら笑われた。

流石にケーキは持ち帰れないのでクッキー類を購入。再会を約束して、お店を出た。

 

のと鉄道の鹿島駅は、桜の名所としても有名なんだそうである。

昨日ニュースでも見たばかりだ。「寄ってみるかな」と思った。通り道だしね。

ま…案の定と言うか、やはり、と言うか。大勢の人で賑わってた。

屋台まで出てるのが見える。はい…オレは寄らなかったよ。(笑)

 

 

 

七尾市へ話を戻そうか。

 

 

観光バスを停めるスペース…5~6台分あるのかな。全部バスが停まってた。

乗用車スペースは、100台分位あるのかな。それでも停める場所がない!

食祭市場、大盛況である。

観光バスは香川ナンバーが1台。他は金沢、石川。電車から乗り換え組かな。

乗用車も殆ど北陸ナンバー。オレの地元ナンバーは居なかった。(笑)

こんなに沢山停まってるのは、初めて見た。嬉しかった。

「市場」なんだから、活気がなければね。

 

 

正直言う。昨日散財し過ぎて、予算がギリギリになってしまった。

【なまこや】さんに寄るつもりだが、沢山買い物できないな…と思った。

それでも馴染みの店員さん(屋台村の頃から知ってる)に、お会いしたかった。

1000円でも買い物しようと決めて、ブースへ向かう。

オレの顔見た瞬間に、満面の笑顔で迎えてくれる。

「市場が大盛況ですね。駐車場も一杯ですよ!」と声を掛けた。

3週間ほど前から優待サービスがある旅行の企画がスタート。

それが好評らしく、震災前の7割程度まで客足(市場全体で)が戻ったと。

『ただ…企画が終了したら、また来なくなるのでは…』と心配してる。

「市場の魅力を再認識してくださったら、お客様はまた来てくれますよ」と伝えた。

 

この店員さん。白髪交じりの女性でね。俗に言う “オバチャン” だ。

屋台村の頃には弱音吐いてた。無理もない時期だったよ。辛そうだった。見てるの痛々しかった。

でも、この時は力の籠った笑顔でオレを見てくれた。

このオバチャンも大丈夫!きっと乗り越えて行ける。

1品だけ買い物しただけなのに、オマケ付けてくれた。

いつも言ってくれるんだ。

『買い物しなくて良いんです。お顔を見せてくださるだけで…

能登の事を覚えてくださってるだけで…』

 

その言葉を心で聴いて、オレが黙認すると思うか?

 

これが能登人なんだよ。芯は強い人ばかりなんだよ。

10回目の訪問をした理由の1つは、これ。

 

 

〆は、Cafe 伽羅

 

 

今回はチョコバナナのパンケーキ。

美 味 過 ぎ 。

 

『【なまこや】さん、寄るんですか?』と質問された。市場行く前に寄ったからね。

彼女も屋台村で知り合った方だ。当然【なまこや】さんもご存じである。本店は近所だし。

オレが交流続けてるのも知ってる。皆オレの事を覚えてくれてるんだよ。

あ…彼女のお母さんも接客手伝ってるんだが、オレの事覚えてくれてる。

 

いつもと同じように女性客が多いお店。

単身オッサンのオレには、正直居心地が悪い。でも!この美味さには代えられない。

 

 

 

 

今回は久しぶりに2泊3日行程での訪問ができた。

時間に余裕があったのは実に有効だったよ。ただ…予算は追い付かなかった。(笑)

初訪問を予定してたのに、行けない所があったからね。

 

今後も訪問は続ける。だが、オレ自身の方針は変えると思う。

何が喜ばれて、何が有効なのかを、もっと真剣に考えるべきだと思うから。

同時に、オレも何か欲しい。見返りとか利益じゃなくてね。

そういう事を考えるようになったんだよ。

 

 

今回の選曲は、かなり悩んだ。でも!何か音楽を添付したかった。

心の中で疼いている気持ちを代弁してほしかった。

 

youtu.be

 

 

ブログタイトルが指す “陽の当たる場所。そうでない場所” の意味は、理解してもらえただろうか。

 

オレが能登人から学ばせてもらったのはね…絶対諦めない!と言う気持ち。

何処へ行っても、誰とお会いしても、未来を悲観してる人は1人もいないんだよ。

老若男女を問わずね。これさ、とんでもない事なんだ。

この年齢にして改めて学ばせてもらえる事は、沢山ある。

 

能登には、再び陽が当たる。必ず!

能登人は絶対負けない!!

 

 

 

ブログ書くのに4時間かかったよ。(笑)

明日はソッコーで帰ります。