漸く…TOP GUN -MAVERICK- を観れた。
精神的にも、気持ちにも、余裕ができた…と言う意味ね。
オレの部屋にあるテレビは、10年以上前の代物。
映像の迫力や綺麗さは味わえない。
スクリーンで観た時の事を思えば、100分の1以下だ。
でもね、トム クルーズ氏が、どれだけ自身のプライドと誇りを貫いたか。
それだけは変わらず感じる事ができた。
この作品…
スカイアクション映画にカテゴライズされているが、ヒューマンドラマでもある。
スクリーンで観た時のブログにも書いた。
統べてのシーンに氏の拘りを感じる。空撮シーンは、言うに及ばず。
オレがポップコーンをモグモグしてた時でさえ、それはあったんだ。
メイキング映像を視ていて思った。
実物の現役戦闘機に素人が乗るという行為は、非常にリスクが高い。
それを撮影すると言うのは、とんでもない事だ。
遊覧飛行してるんじゃない。
本格的ではないにせよ、相応のフライトをしている。
キャストが過酷な撮影に臨めるコンディションを整えたのは
氏が事前に緻密なスケジュールを準備して皆が訓練を受けたからだ。
フライト中に強烈な G がかかって、表情が “変形” する。
素人なら気絶するレベル。
あれは CG でも合成でもない。紛れもなく本物だ。
とんでもない機動をする戦闘機も本物。
(F-14 と敵役の戦闘機は、違うと思う)
余談ながら…2機目からの攻撃を回避する F-14 の機動。
あれは物凄い操作を一瞬でやっている。実物ならばね。
アメリカ海軍の荒っぽさや、エリート達の傲慢、確執。
(荒っぽいのはアメリカ海軍だけじゃない)
そんな中に描かれているマーヴェリックの心情。
ルースターに対する個人的な感情と任務上の責任。
コクピットに座り、操縦桿を握れば戦闘職人のような彼も
ペニーの前では弱さを見せる。
これら強弱のバランスやタイミングが絶妙。
そう言った部分が、単なるアクション映画ではないのだと感じさせる。
良い意味で撮影慣れしているトム クルーズ氏ならでは、か。
改めて思う。良い作品だよ。
(この画像は、お借りしました)
心情を表しているような笑顔。
1シーンではあるが、演技とは思えないな。
曲のタイトルが、作品を物語ってる。